〜投稿小説〜 『本日の真剣バトル』 原作:K.K様 編集、監修:管理人Kagra |
今日もユウナ達カモメ団はのんびりと活動している。 みんなでワイワイ騒ぎあったりすることもあれば、 真剣そうに今度のミッションについて話し合ったりすることもある。 そんな中……。 リ「ねぇねぇ、ユウナん、しりとりやらない?」 同じカモメ団のメンバー、リュックがユウナに話しかけてきた。 ユ「しりとり?久しぶりにやってみようかな?」 リ「やったぁ!じゃあ、最初は定番通り、『しりとり』の『り』からね」 ユ「うん、いいよ」 今から始まるユウナとリュックのしりとりを、もう一人の仲間、パインが二人のそばで見ていた。 パ(……しりとり……か……) ユ「じゃあ……『リンパ液』」 リ「いきなりそういう類の言葉を言うとは……う〜〜ん……」 少々考え込むリュック。 リ「『昨日の君より今日の君は一日分すてきになっている』」 ユ「それって、ギップルがリュックに向かって言ってきそうな言葉だね」 リ「そうかなぁ……。ってかあいつがそんな言葉言ったら、迷わずどついているかも……」 ユウナはクスッと笑った。 ユ「じゃあね……『ルールー』で」 リ「また『る』かぁ……う〜ん……『ルー大柴』」 パ(ちょっとマニアック……) リュックのような若い年代の人が何故ルー大柴を知っているのだろうか……。 ユ「何それ、わからないよ〜」 リ「いいからいいから、つぎつぎ!」 ユ「じゃあ、こっちもちょっと分かりにくいのを……『番長清原』とかは?」 パ(某野球選手の通称か……こっちもまたマニアックな……) リ「分からないよ〜。誰なの?」 ユ「さぁ……誰でしょう?」 リ「分からないから聞いているんだよぉ」 ユ「さっきの『ルー大柴』が誰なのか教えてくれたら教えてあげようかな」 リ「あっ、ずるーい!」 先程の仕返し、と思わせる行動をするユウナ。 ユ「じゃ、続きね」 リ「それじゃあ、『ランチボックス』」 ユ「『すぐにお茶を飲んだけれどのどに詰まったしゃりが流れて行かなくて危うく気を失いそうになった客が食べた寿司』」 パ(よく思いつくよな……) このネタに受けたのかパインは二人からは見えないように、クスッと笑った。 冷静なパインでもこのようなネタには少々弱いらしい……。 リ「し、し、し……『しわ』(ルールーから発生)」 ユ「『若作り』!(ルールーから発生)」 リ「『リサイクルショップ好き』(ルールーから発生)」 ユ「『きつい性格』(ルールーから発生)」 パ(……誰のことだ……?) リ「『崩れてきた体形』(ルールーから発生)」 パ(……わからない……) ユ「い……『石田』(誰)」 パ(だから誰だよ……) リ「『ダンダダンはどこいった』?」 パ(ダンダダンって……??) ユ「『たたたたっ、たたたたっ、た〜ら〜』(火曜サスペンス)」 パ(マニアックな言葉3つ目……しかも擬音語……) リ「『ラドン』………あ……しまったーーっ!!」 ユ「イェーイ、リュックの負け〜!」 リ「あ〜、ラミワル(さいあく)〜」 パ「…………」 負けたリュック悔しそうな思いをしている。 自分から売った勝負なのに負けてしまう自分が情けなく感じたのだろう……。 そんな二人のやりとりの一部始終を見ていたパインは、無言のままその場から立ち去っていった。 でも、本当は……何度も出てくるおもしろおかしい言葉に少しではあるが、ウケていた……のかもしれない。 こうして、カモメ団の一日は過ぎていく……。 END |
K.Kさんの投稿小説「本日の真剣バトル」でした。 ちなみに、管理人が色々と修正してのUPとなりました;; このサイトにおける『投稿作品』の中で最初の作品となりました。 ユリパの3人のやりとりが面白く描かれています。 おまけにしりとりで使われる言葉も面白い言葉がたくさん! それに密かにつっこむパインもまた……ww K.K様、素敵な作品を送ってくださりありがとうございました♪ モドル |